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税金・相続・節税・時事ネタを中心に税理士界の池上彰がお届けします

 

皆さん!こんにちは!あまお税理士です。

今回のテーマは

「年金」についてのお話です。 

 

「年金を払わないほうが手取りが増えるけれど、 将来的にはどうでしょうか?」 

そのような質問をよく頂きます。 

 

私がいつも言っていることですが、

情報を知らないことはダメですが、 情報を知って選択することは良いことです。 

 

今回は、「年金」という知っているようで知らないところにフォーカスしたいと思います。 

 

少し話が長くなりますので、シリーズでお届けいたします。是非、お読みください!! 

 

まず今回は、その第1回です。

 

1時間目の授業と言っても良いくらいのボリュームになりますので、 しっかりついてきてくださいね!! 

 

1時間目は、「年金の制度や仕組み」についておさらいします。 

2時間目は、「実際に皆さんは、いくら年金がもらえるのか?」 「年金を増やす方法はあるのか?」

そのお話をしていきます。 

 

では、まず、年金の全容、大枠についてお話していきます。 

 

皆さんは、年金と聞いて、まず、何を思い浮かべますか? 

 

「国民年金」そして、「厚生年金」 

 

だいたい、この2つを思い浮かべると思います。 

 

「国民年金」は、20歳から60歳の国民全員が対象で、 

「厚生年金」は、会社員が対象です。 

 

よく情報を分からないまま話している方で、 

「私、国民年金は入っていませんが、厚生年金は入ってます。」 とか、 

若者に多いですが、 

「国民年金は入ってないぜ。だって、俺、年金払ってないかなら。」

「10年間は国民年金は入ってないから、払ってないんだぜ!」 という方もいらっしゃいます。 

これは、入っていないのではなくて、 

「入っているけど、払っていない」だけなんです。 

 

国民年金には、「入る、入らないという選択肢」はありません。 

 

全員入っています!! 

 

一定の要件を満たせば「免除」という制度があります。 

 

もう少し詳しく話していきます。

 

よく皆さんは年金の話をすると

1階部分、2階部分、最近では3階部分という言い方をしますが、

どういうことかと言いますと、

 

1階が建物で一番大事な基礎で、その上に2階、3階があります。

 

この縦軸があって、次は横軸ですね、

 

横軸は、加入している人の区分・区別だと思ってください。

 

第1号被保険者、第2号被保険者、第3号被保険者という区分があります。

 

 

 

 

1階部分は、「国民年金」です。

 

「国民年金」とは、日本の国民年金法によって規定されていて、20歳〜60歳まで全員加入しています

 

次に、第1号、第2号、第3号被保険者がどのような人なのかを説明します。

 

第1号は自営業者等、第2号は会社員・公務員等、第3号は、第2号に扶養されている方です。

 

2階部分は、「厚生年金」です。

 

第1号被保険者の方は、「国民年金」にだけ入っていますが、

第2号被保険者の方は、「国民年金」と「厚生年金」に入っています。

 

大前提の話ですが、年金は、

ずーっと払ってきた金額とその支払った期間によってもらえる金額が変わってきます。

 

長い期間、たくさん払っている方が、もらえる金額が大きくなります。

 

ここの1階、2階の部分を、「公的年金」と言って、3階部分を「私的年金」と言います。

 

私的なので、入っている人も、入っていない人もいます。

 

では、3階部分はどういうものが当たるかというと、

「iDeCo」というものがあります。

 

「個人型確定拠出年金(iDeCo)」とは、掛金を自分自身で運用しながら積み立て、原則60歳以降に受け取るしくみです。

 

会社勤めの方だと「企業年金」というものもあります。

 

ですので、1、2、3階部分を持っていて、たくさん払っている人、そして長い期間払っている人ほど、

将来もらえる金額は大きくなります。

 

 

1階部分しか払っていない、期間が短いと、もらえる金額も少なくなるのが普通です。

 

「国民年金」に加入している方が「厚生年金に入れますか?」という質問を受けますが、

入れません。

 

「厚生年金」は、会社員・公務員の方が入るものです。

 

そのような方から、「もっと将来的に年金を増やしたいから何か払えますか?」という要望があり、

最近出来たのが、「国民年金基金」です。

 

これで、2階部分を持つことが出来ます。

 

さらに、iDeCo、企業年金の他に、生命保険の年金などで、3階部分を作ることが出来ます。

 

では、実際、「どれくらい年金を払えば、どれくらいもらえるのか」という本題に入っていきます。

 

誰もが入っている「国民年金」から説明します!!

 

国民年金は、20歳から60歳の40年間ですが、最低10年間(120ヶ月)の払い込みをしていないともらうことが出来ません。

 

40年(480ヶ月)払い込んだ場合、2020年時点では、年間約780,000円もらえます。

 

これを月割りにすると、65,000円です。

10年以上払わないといけないのですが、40年払い続けると、月額65,000円が、今の時点では65歳以降

もらえます。

 

実際の月々の掛金がいくらかというと、これは年によって変わってきます。

今のところ上がっていますが、

令和2年分では、月々16,540円を支払います。

 

「厚生年金」については、ちょっと計算式が違います。

 

「厚生年金」については、

平均標準報酬月額 × (5.481/1,000) × 加入月数

という計算式があります。

 

これもピンをこないので、数字を入れて話をしていきます。

 

「平均標準報酬月額」とは、簡単に言うと、給料の額面だと思ってください。

 

これが例えば35万円で、加入月数を480ヶ月とすると、

 

350,000 × (5.481/1,000) × 480(ヶ月)=920,808円 となります。

 

毎月35万円給料をもらっている人が、20歳から60歳までの40年、ずーっと払い続けて、

国民年金・厚生年金と言われる「公的年金」でもらえる見込みの額は、

 

920,808円 + 約780,000円 の合計で、

 

約170万円です。

 

月額にすると、141,666円になります。

 

月額35万円の人がいくら払うかという話ですが、厚生年金の場合は、払う金額が決まっています。

 

平均標準報酬月額の 18.3% です。

 

18.3%というと、約20%に近いので、これでいくと6万円くらいなのですが、

これは、会社と本人が折半ですので、月額で32,025円を払い続けます。

 

40年間だと、

12ヶ月(1年)×40年 × 32,025円 = 15,372,000円 になります。

 

15,372,000円払って、年に約170万円もらうと、約9年もらい続けると元が取れるということになります。

 

これはあくまでも2020年12月現在の話ですので、

今後、情勢が変わって、いろんな率が変わってくると、変わってくる可能性があります。

 

では、話を少し戻して、

 

「平均標準報酬月額」は何ですがというと、イメージはお給料ですが、

お給料以外で非課税(税金がかからない)のところには、通勤手当が含まれています。

 

だから今、話題になっているテレワークで通勤手当が出なくなった、「月額2万円を定期代でもらっていたのが、

定期はなくなって1,000円になりました」という場合は、

元の金額が下がっているので、払う金額も減りますが、もらう金額も減ります。

 

よくある質問として、

「働いていなかったり、その他の理由で、払ってない期間があるのだけれど」という方もいると思います。

 

国民年金でお話をしていきますと、20歳から60歳の480ヶ月を払い込む必要があります。

 

そして、もらうためには、最低120ヶ月は必要となってきます。

 

そして、この条件を満たした場合、2020年時点では、

年間約78万円、月々65,000円をもらうことが出来ます。

 

しかし、480ヶ月に満たなかった場合は、どうなるかというと、

 

払い込んだ期間に応じて、当然減っていきます。

 

例えば、10年(120ヶ月)払っていなくて、支払い期間が20年(360ヶ月)の場合は、

 

約780,000円 × 360ヶ月/480ヶ月 = 585,000円になってしまいます。

 

これが国民年金の計算方法です。

 

この年金の計算方法を見て、

「それだけしか年金もらえないの?」とびっくりした方、

「今まで払ってなかった!!どうしよう・・・・」という方

いや、「もっと将来増やしたい」という方など、いろいろいらっしゃると思います。

 

そして、年金の仕組みを改めて聞いて、「おお、なるほど!!」と思った方もいらっしゃると思います。

 

次の記事では、

「実際どうすれば増やせるのか?」

そして、「私は働いていません」「旦那の配偶者です」という方の年金は一体どうなるのか?

についても、具体例を交えてお話していきます。

 

是非、次回の記事もお読みください!!

 

あまお税理士は、これからも、経済や税金など、みなさんのお役に立つようなお話をお届けいたしていきます!!

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