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今回は「日本の税金の種類」について、わかりやすくお話をしていきたいと思います。みなさんも税金がたくさんあるのを知っていると思います。実際、日本の税金はどれくらいの数があるのか。どのようなときに払うのか。そういうことをお話ししていきます。
日本の税金の種類というのは、財務省の発表では47種類あると言われています。実際にどのようなときに払っているのでしょうか。みなさん税金をどこに払っているのか、どのようなときに払っているのかというのは、あまり考えないですよね。だから、何か証明が必要なときに「税」とついたらすべて税務署に問い合わせたり、税理士に問い合わせたりします。
実際に私たちも税金の相談を受けていて私たちの管轄ではないというものもありますし、税金の証明などについても税務署で市町村に問い合わせてくださいと言われたり、みなさんもそういう経験があると思います。その辺もお話ししていきます。
このページの内容は下記の動画でもお話ししています。
まず、分け方のお話をしていきます。「誰が」、「どこに」、「どのようなときに」、「どうやって」納めるのか、というところで税金の種類を分けてお話しします。
まず「誰が」ですけども、「誰が」については当然払っている人は「私が」払っていると思っているんですけども、「本人」ですよね。でも「本人」じゃないケースもあります。
ちょっと思い浮かべてほしいんですけど、みなさん、お店には払っているけど税務署には払っていない税金がありますよね。簡単に言うと消費税とか。そういう税金は「販売した人」とか「受け取った人」が納付しています。
この「誰が」納付するかで分ける場合、「直接税」と「間接税」に分かれます。直接税は本人さんが直接払いますよという税。間接税というのは販売した人とか受取人とか、そういう人が払います。
代表的なものを言いますと、直接税の場合は個人の方だったら所得税ですね。所得税というのはお給料から引かれたり確定申告をして、直接本人さんが払っています。
これに対するのが間接税。どういうものかというと、さっき少しお話しした消費税。消費税は事業をしている人は払ってますけども、事業をしていない人が現実に消費税を払っているのはお店にですよね。こういうのが間接税です。
ほかにたとえば、たばこ税。たばこを吸う人はたばこの定価に税金が入ってるよって知っているとは思うんですけど、たばこ税は「たばこ○本吸いましたから税金を納めます」って確定申告をしないんですね。そういうのが間接税です。
ちなみに、たばこ税はなかなかの税率となっています。たばこ税の動画もあるのでぜひ見てください。
次は「どこに」です。「どこに」をみなさんはあまり知らないと思いますが、国税を税務署に払っているとか、地方税を地方に払っているとかあります。
どういう風なのが実際あるかというと、国税でいうと代表的なのが所得税です。所得税は国・税務署に払っています。だから、確定申告は原則税務署に提出します。
地方税というのはこれも個人の場合、原則住民税ですよね。住民税は市町村から通知が来て、市町村や都道府県に払っています。そういうのが地方税です。
「どうやって」というのがちょっとわかりにくいかもしれないんですけども、実は税金を納めるときに、確定申告を代表とする「申告納付」と言われるものと、そうじゃなくてあらかじめ税金をかける側、国とか地方とかが税額を決めて送ってくる「賦課課税」というのがあります。
どんな税金があるかというと、申告納付では確定申告に代表される所得税とか、私の得意分野である相続税。これは申告書を税務署に出して、所得税の場合は「これだけ利益を得ました、相続税の場合はこれだけ財産を受け取りました、だから申告して納付します」と納付します。
では、賦課課税にはたとえばどんなのあるかというと、自動車税とかですね。言い方はアレかもしれませんけど、車を持っていたら市町村や都道府県から勝手に「税金納めろ」って通知が来ますよね。いちいち毎年毎年「私は車を持っています、車○台、○○ccのを持っていますから税金を納めます」って行かないですよね。こういうのを賦課課税と言います。
「どのようなときに」。「どのようなときに」を説明する前に、一旦、税金を説明した方がわかりやすいかもしれないです。
所得課税。所得課税というのは利益が出たとき、所得が発生したときですね。消費課税。ものを消費したから払わないといけない、消費とか使ったとかですね。資産課税。ものを持っているから・買っているから・もらったから払わないといけない税金というのがある。実際どういうのか。
所得課税には所得税があります。利益を得たから所得税。法人税もですね。地方法人税というのもあります。
じゃあ消費課税はどんなのかというと、代表されるのが名前の通り消費税。ほかはみなさん、ピンと来る人来ない人いるかもしれないですけど、たとえばゴルフ場利用税。ゴルフ場を利用した、消費・使ったということに対しての税金。だからゴルフ場に行ってゴルフをしない人は払わなくていい。
消費税はものを買わなければ払わなくていいです。所得税は利益が出なかったら払わなくていいということになっています。
資産課税、資産を持っていること・もらったことによってかかる税金。実際どういうのかというと、財産を親から受け取ったから相続税。固定資産税、不動産ですね。土地とか建物を持っているからかかる税金です。
こういう風に、
というので分けることができます。
「誰が」。直接税・本人が払うのか、間接税・売った人が払うのか。
「どこに」。国なのか、地方なのか。
「どうやって」。確定申告・申告書だとか、それとも市町村とかから勝手に通知が送られてくるのか。
「どのようなときに」。どういう行動をしたり、もらったり、利益が出たりして税金がかかるのか。
これが日本はさっき申し上げた通り、47種類ある。47種類を言ってくださいと私に聞かれてもまず言えないです。あまり普段聞かないような税金もたくさんあります。
今は2020年の秋ですが、一番最近にできた税金が国際観光旅客税。こういうと馴染みがないんですけど、よく言われる出国税ですね。飛行機に乗って国から出て行くときに払う税金が国際観光旅客税。今は1000円だったかな。これは2019年に一番新しくできた税金です。
実は2022年からもうひとつ税金を作ろうという動きがあります。それについて少し触れておきますね。どういう税金かというと、法定外目的税という税金があるんです。
法律に定められていないんですけど、一定の目的について定めて税金をかける。これをですね、2022年から富士山を登るときに徴収しましょうと検討されています。どういうかたちの徴収方法かわからないんですけど、おそらく1000円前後になるんでしょうね。
今も登山料が1000円で設定されているらしいんですけど、払う方が少ないんです。60数%の方しか払わないので、強制的に徴収できる税金に変えてしまいましょうということです。ちなみにこれは地方税です。法定外目的税は地方税なので、富士山を管轄する市町村都道府県が連合でやるんでしょう。
富士山を登るときにそこで払うのか、申告するのか。賦課課税なのか、申告課税なのか。申告しか多分できないですよね、登る前とか後とか。ちなみに海外の山、世界で一番高いエベレストは、税金ではありませんが入山料というのが国によって、中国側から登るとかネパール側から登るとかによって違うんですが、100万円くらい取られます。こういう風な税金が2022年に始まる予定です。
今回は税金の種類、どういう税金があるのかについてお話ししました。
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