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今回のテーマは、ついに名義貸しだけでも逮捕された持続化給付金詐欺の続報です。持続化給付金は、前年より売上が50%以上下がった事業者に対して、法人が最大200万円、個人が最大100万円給付されるという制度です。
これは迅速に給付するということで、既に400万件近い給付がされています。その裏で事業の実態がなかったり、架空の売上とかそういうのを作って給付を受けて逮捕される件が続発しています。
2020年9月に入ってから、名義貸しをした人が逮捕されました。本人は名義貸しをした「だけ」とおそらく思っていると思うんですけども、名義貸しをして申請をして、その人も当然名義を貸した謝礼をもらっていると思います。
そして沖縄では、約1800件の申請に関わったとされる税理士の事務所が家宅捜索されました。こちらについてはまだ逮捕されていないので、税理士の名前は公表されておりません。この辺について話していきたいと思います。また、同じ内容を下記の動画でもお話ししています。
まず、名義貸しで逮捕された事件の方なんですけども、これは兵庫県警です。2020年9月7日に名義貸しをしたアルバイトの女性24歳を逮捕しました。いままで詐欺に関わっていても、牧原経済産業省副大臣が「自主的に返納すればいいですよ」みたいな感じのツイートをされていたんですけども、逮捕者が出たということで、そろそろ本気になってきているのかなというところですね。
自分も関わったかもしれないという人は、私の別の動画でもお話ししていますけども、そちらも参考にしていただいて、しかるべき対応をすることが望ましいと思います。
詐欺をする・騙す人は常套句のように「みんなやっている」、「何十万人もやっているから大丈夫」みたいなことも言っているようですけども、実際に名義貸しだけでも逮捕された人が出てきています。
そして私も相談を受けた中で、かなり近親者から話を持ちかけられたとか、申請を一度したけれど給付される前に申請を取り下げたという人もいれば、警察署に相談に行ったという人もいます。
詐欺だけでなく、逮捕されてしまうと10日間20日間勾留されるということになるので、逮捕されたことがバレないとしても、なかなか普通の生活を続けることは難しいです。10日間音信不通になってしまうので、そういうこともあるという事実を知っておいていただきたいと思います。
沖縄の1800件の申請に関わった税理士が、という話なんですけども、こちらについてはまだ逮捕されていないのと、おそらく捜査の情報があまり漏れるのもまずいということで、まだ税理士の名前は公表されておりません。
ただ、1800件の申請をしようとすると、持続化給付金だけではなくて確定申告もセットでするというと、これは1人2人の力では当然できないと思います。集客する係、申告書を作る係、そして申請をする係とかいるので、おそらく30~50人くらい関わっているのではないかなと私は思っています。
実際に確定申告書を作って、持続化給付金の申請をするのに4時間かかったとしたら、1日8時間で2件。1800件ということは、1人でやると900日かかるということですよね。
これを短期間で終わらせているということは、今の話で行くと、仮に1日2件しかしないとすると、45人で1日90件。ということは20日で1800件になる。それぐらい大規模に組織的にやっているのではないかと思います。
こちらについて続報が出てくると思います。今のところ全国で最大規模1800人ということは個人事業者として、単純に100万円✕1800人で18億円。そして税理士の手数料は3割で5億4000万円受け取っていたという風に報道はされています。
ここからもっともっと芋づる式に行って、おそらく最終的には何万人で効かないくらい、私は申請者数の5%から10%くらい、400万人くらい申請しているということなので10%とすると40万人ぐらいは関わっている可能性があるのではないかという風に思っています。
今からでも早めに対応すれば、逮捕とかされない可能性もありますので、そういう人は経済産業省のコールセンターとか相談をしていただくといいかと思います。
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