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今回のテーマは、2020年7月1日に発表された路線価。おもしろおかしくわかりやすくお話ししていきます。
同じ内容を下記の動画でもお話ししています。
まず最初に、なぜ7月1日に発表されたかという雑学ですが、税務署というのは通常の4月ではなく7月が年度始まりのようなところがあります。
お役所なので、どうしても4月が年度始まり、3月が年度終わりになっていますが、税務署というのは特殊なことがあります。
確定申告は3月15日に終わるので、その後3月31日に異動とか退職をしてしまうと大変なんです。だから税務署の異動というのはそもそも7月1日がほぼすべてです。
そして路線価の発表も7月1日になっているという雑学があります。なぜ7月1日に路線価の発表があるのか、これはクイズ王や東大王でも知らないかもしれません。
令和2年分の7月1日の発表によりますと、日本で一番高いのは東京都中央区銀座5丁目鳩居堂ビル。1平米あたり4592万円です。どこのニュースを見てもそう書いてあります。
では一体それはどれくらいなのか。iPhone Xは縦15cm・横7cm、平米数にすると0.01125平米。これを路線価4592万円で計算しますと、iPhone Xの大きさで51万6600円です。
そもそもiPhone Xが11万円くらいするのであまりピンと来ないかもしれませんが、iPhone Xのサイズで51万6600円です。
話のネタとしてよくあるハガキサイズは15cm✕10cmくらいです。平米数で言うと0.015平米です。このサイズで68万8800円。
A4の紙は約30cm✕21cmです。このサイズで0.063平米ですので280万9266円です。アスクルで買うと1枚0.3円くらいなのですが、これが280万9266円となっています。
1平米がどれくらいかと言うと、数学で習ったのは1m✕1mですね。たとえば40インチのモニタは90cm✕50cm、これで2000万円くらいの価値があります。この大きさのちょうど倍くらいになると1平米です。鳩居堂ビルの前で4592万円の最高値です。
ちなみに不動産の登記簿謄本など、皆さんも法務局で取れるものがあります。結構な個人情報が、住所とか名前が載っているものがあるのですが、それによると鳩居堂があるビルは203平米。単純にかけ算すると約100億円の価値があるビルということです。
路線価と公示価格や時価は違いますので、これについては別の機会に説明していきたいと思います。
登記簿謄本を見ると、名前であったりお金を借りた抵当権をつけたなどの履歴が見られるのですが、そのビルには税務署から相続税が発生したときに抵当権がつけられたという過去があることが分かります。
相続税対策をせずに大きな不動産や財産を持っていて亡くなってしまうと、相続税が払えずに抵当権をつけられたり、昔で言うと田中角栄さんは土地の3分の1を売って今、公園になっていますよね、そういうことになったりします。
そういうことにならないよう、お金がたくさんあって困っている皆さんはぜひ、私に相談していただければと思います。
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